
読書メモ
@readyomu
2026年1月30日
40歳がくる!
雨宮まみ
他者の病歴を決めつけるのは暴力的なことであるし、病気か否かの判断は医療者にしか許されていないというのを自覚した上で書く。
彼女の苦しみや衝動の中には精神疾患によるものが多々あり、もしご自身にあったメンタルヘルスとの関わりを見つけられていたらここまで苦しまなかったんじゃないかと思わずにいられない。
そのせいか、彼女の文章を人生の肥やしにすることに抵抗がある。
メンタルヘルスのバランスが崩れている時は、じっくり考えたり、真剣に文章に綴ったりすることで、かえって悪い方に進むことが普通にあるよなと思うからかも。
専門性のある第三者と関わることで変えていくべきことを、自分と語り合うことで無理矢理解決しようとしていて、それがつらさの一因のように見える。とはいえ医者に行けばすぐ解消するとかでもないしな…。
あと、容姿に自信がなく、自分が性的に求められる存在ではないという葛藤を言語化し、自分に似合う服や髪型を選べるようになったはずなのに、結局「歳をとって容姿が衰えたら異性から選ばれないんじゃないか」と恐れているところ。
痛々しさに胸が痛むと同時に、イラつきを感じてしまう。嫌な時代の嫌な考えって本人もわかってるだろうに、抜け出せないのか…。女子をこじらせてでは男性の視線を内面化したことが自分の間違いとわかってるのに。
「一生懸命生きている人なのになあ」という読後感。
あと、しょ〜〜じき付き合う男を間違えてるよな…と思う。
寄稿には葬儀の際のことが書かれている。雨宮の恋人は、泣き崩れて棺桶の中にいる雨宮にキスをする。
しかし、その状況で恋人の遺体にキスする男も、それをいいことっぽく書いてしまう男もどう考えてもキモい。
そんなキスするやつ、自己中に決まってんじゃん!!なんで……。