
編集Lily
@edition_lily
2026年1月30日

ロゴスと巻貝
小津夜景
「わからない本をわかったような気がするところまで無理やりもっていく」方法としての「速読」。
〈文章というのは音楽だから、テンポをはずさず筆勢に乗ったほうが文意をつかまえやすい。初手から音符をひとつずつじっくり観察していたらメロディーが聞こえてこないのと一緒で、流れを止めれば意味の輪郭は壊れてしまう。〉
その通りだな。私は読む速さを誇る人や多読を誇る人をまったく信用しないのだけれど、それは容易なものほど速く読めると身を持って知っているからだ。たとえば多くのビジネス書の類は2時間とかで読めたりする。でも哲学書は数ページでも異常に時間がかかったりする。読んだ数、読む速さによって読書を誇るのはアホらしいと思う理由。
カバーを取っても美しい造本。



