ヨル "やがて忘れる過程の途中(アイ..." 2024年10月7日

ヨル
ヨル
@yoru_no_hon
2024年10月7日
やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)
滝口さんの日記×IWPということで、わたしにとってはご褒美本といっていいぐらいだった。IWPの趣旨もなんだかわからないまま旅立って、滞在中もわからないままに過ごして、結局最後までわからないままで帰国する。全体的に曖昧で、それが、滝口さんだから曖昧なままなのか、それともIWP自体がこういうものなのか......読者のわたしにもわからないのだけれど、わからないままでもなんとかなるし、わからないのと、わかり合えないのとでは全く意味がちがうと思った。英語がうまく話せなくたって、彼らの言っていることをつかみきれなくたって、人種も、国籍も、文化も、宗教も、ちがう国の人たちと、わかり合うことはできるということ。この本を読んで強く感じた。ことばの壁は大きくても、こころの壁は自分で開いていけるということ。
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