
noko
@nokonoko
2026年1月31日
遺骨と祈り
安田菜津紀
買った
読み終わった
心に残る一節
ジャーナリストの魂…
福島、沖縄、パレスチナ…知らないということ自体が悪なのだと思わずにはいられない。
↓↓書き抜き
(娘の遺骨の)捜索はまだ続けたい、見つかった場所は慰霊のための場所にしたい、けれども、自分の娘のためにそうした思いを抱くのは、"わがまま"なことなのだろうか。
「これは人間の尊厳の問題で、人数が一人だから、二人だからという問題じゃないですよ。たとえたった一人であったとしても、あなたには声をあげる権利があるんです。"一人の利益のために全体の利益を損なうな“という人がいますけれど、そんなの関係ない。一人の人間を大切にできないのに、社会を大切にできるはずがないんですよ」
日本で掲げられる「平和が良い」という言葉を思う。一般論として、その理念自体は重要なものかもしれない。ただ、「憎しみでは、何も生まれない、無力に走ってはならない」という呼びかけは、加害者がある程度、公正に裁かれる社会があってこそ機能するものではないだろうか。
安全圏から突然やってきた私が、弟を殺され、青ざめる少年に、「憎しみでは、何も生まれない」などと講釈を垂れるのは、あまりにグロテスクな構図ではないか。
「武力に走るな」という言葉は、力を振りかざしている側にこそ言うべきなのだ。

