食いしん坊ちぇりぃ "世界の食卓から社会が見える" 2026年1月31日

世界の食卓から社会が見える
Readsで紹介されていて知った本。美味しそうな世界各地の食べ物を入り口にして、その料理の背景にある社会的な問題や独自の文化を深掘りしていく。でもお勉強感はそこまで強くなく、読みやすい筆致が鮮やか。 まもなくお昼。今日はタコスにしよう、サルサやワカモレを用意して…と家族と話しながら本に目を走らせていたら「アボカド人気が大地を乾かす」という章に突入し突然自分ごとになってしまった。ちょうどその章を読み終えた今、アボカド食べて良いのかなと自問自答しちゃってる。。。私は食べるものの奥に潜むダークサイドからは目を背けて、無責任においしー😋って消費していたい人なのに。なんでこの本読んじゃったんだろう。食べることに罪悪感を感じたくない😱でも知ることができて良かった…と非常にいま複雑な気持ち。 【アボカドメモ】 ▼生産地の食文化に欠かせない食材なのに、質の良いアボカドは他国に輸出され、地元では需要の高まりにより値上がりした小さなアボカドしか手に入らない ▼生育に多量の水を必要とする(バナナやリンゴの倍、トマトの10倍)けど、世界的な需要に応えようと生産が拡大して現地では水不足の懸念も ▼森林伐採による生物多様性の危機 ▼麻薬カルテルが資金源として目をつけて今ではアボカドは「グリーンゴールド」と呼ばれている 「(アボカド農家は)働いても働いても、森林を切り拓いてまで耕しても、その先にあるのは豊かな生活ではなく家族の危険かもしれないのだ。私は麻薬はやらないが、アボカドは食べる。私が今夜ワカモレを食べることが、あるいはファストフード店でアボカドバーガーを注文することが、麻薬カルテルの資金源になり生産者の生活を脅かしているかもしれないのだ。…中略…環境や健康や動物倫理の観点から、よかれと思った選択が、思わぬところでよくない結果をもたらすこともある。何か一つやめたらいいというシンプルな話ではない。食の社会課題に万能薬はないけれど、食べるものの先への想像力を、持っていたい。」(p125,127) 食べるものの先への想像力か。うん。
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