世界の食卓から社会が見える
32件の記録
食いしん坊ちぇりぃ@yummyyummycherry2026年1月31日読んでる落ち込んでるReadsで紹介されていて知った本。美味しそうな世界各地の食べ物を入り口にして、その料理の背景にある社会的な問題や独自の文化を深掘りしていく。でもお勉強感はそこまで強くなく、読みやすい筆致が鮮やか。 まもなくお昼。今日はタコスにしよう、サルサやワカモレを用意して…と家族と話しながら本に目を走らせていたら「アボカド人気が大地を乾かす」という章に突入し突然自分ごとになってしまった。ちょうどその章を読み終えた今、アボカド食べて良いのかなと自問自答しちゃってる。。。私は食べるものの奥に潜むダークサイドからは目を背けて、無責任においしー😋って消費していたい人なのに。なんでこの本読んじゃったんだろう。食べることに罪悪感を感じたくない😱でも知ることができて良かった…と非常にいま複雑な気持ち。 【アボカドメモ】 ▼生産地の食文化に欠かせない食材なのに、質の良いアボカドは他国に輸出され、地元では需要の高まりにより値上がりした小さなアボカドしか手に入らない ▼生育に多量の水を必要とする(バナナやリンゴの倍、トマトの10倍)けど、世界的な需要に応えようと生産が拡大して現地では水不足の懸念も ▼森林伐採による生物多様性の危機 ▼麻薬カルテルが資金源として目をつけて今ではアボカドは「グリーンゴールド」と呼ばれている 「(アボカド農家は)働いても働いても、森林を切り拓いてまで耕しても、その先にあるのは豊かな生活ではなく家族の危険かもしれないのだ。私は麻薬はやらないが、アボカドは食べる。私が今夜ワカモレを食べることが、あるいはファストフード店でアボカドバーガーを注文することが、麻薬カルテルの資金源になり生産者の生活を脅かしているかもしれないのだ。…中略…環境や健康や動物倫理の観点から、よかれと思った選択が、思わぬところでよくない結果をもたらすこともある。何か一つやめたらいいというシンプルな話ではない。食の社会課題に万能薬はないけれど、食べるものの先への想像力を、持っていたい。」(p125,127) 食べるものの先への想像力か。うん。






saeko@saekyh2026年1月23日テーブルに並んだ食べ物はすべて社会と紐づいている、ということは感覚的にはわかりつつも、あまりふみこんで調べたことがなかったのでおもしろかった! 様々な国の食事情とその背景にある社会情勢について、詳しく調べられていて、おいしそうな食べ物にそそられつつも勉強になる。そしてそれぞれの国の家庭に実際に足を運んでいる岡根谷さんの行動力がすごい。 ヨーグルトはブルガリアの名産というわけではなくて、社会主義経済において国民に分配するのに最適化された栄養食という話とか、日本の野菜が水っぽくて味が薄いと言われるのは、女性の社会進出に伴う時短料理の需要に応えるためとか、まさかそんなことと結びついていたのか!という目から鱗の発見がたくさんあった。

積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2025年12月23日かつて読んだとんでもなく面白い。 「環境や健康や動物倫理の観点から、よかれと思った選択が、思わぬところでよくない結果をもたらすこともある。何か一つやめたらいいというシンプルな話ではない。食の社会課題に万能薬はないけれど、食べるものの先への想像力を、持っていたい」
積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2025年10月26日かつて読んだなんとなくで読み始めたらとんでもなく面白かった。 「環境や健康や動物倫理の観点から、よかれと思った選択が、思わぬところでよくない結果をもたらすこともある」

ieica@ieica2025年10月11日読み始めた@ ブルガリアよくある(?)旅行&料理エッセイにあらず。 綺麗な写真と柔らかい文章に騙されそうになるけど。 最初のブルガリアのヨーグルトの話でノックアウトされる。







- 垣本@kakimoto2025年6月22日読み終わった2023年の本だけどここ数年でいろいろ変わりましたね……という気持ちにさせられる この時は卵まだ安かったっけ? 軽めの食べ物系の本読むか!と思って買ったけどしっかり社会が見えるだった 月並みだけど生きることは食べることなんだなぁ 写真が大きくていいね!と思っていたらボツワナの章で悲鳴を上げる羽目になった 本当に平気なんだな……まぁ世界各国回るような人が虫ダメだと致命的だけども



碧の書架@Vimy2025年3月12日かつて読んだルポ・NF@碧の書架思考が深い、尚且つ平易な書き方で読みやすい、とても良い本でした。 カラー写真やグラフも載っていて、1テーマ15Pほど。よくこんなに上手にまとめたな…と感心しました。 最も印象的なのは、7章ウズベキスタンの「日本の野菜は水っぽい?」です。 私は仕事の関係で農業学校に2年間通い、栽培から販売も経験しています。そのため、多少野菜の事を述べても許される身ではないか…と思い書いてみます。 この手の話となると、とかく「日本の野菜は水っぽい、味が薄い→慣行栽培、促成栽培のせい→だから栄養価が低い=ダメなこと」のように、安易に良い悪いの二元論で結論を出して終わりがちに感じます。 しかし驚いた事に、この本はそこで終わらないのです!たった13Pで、気候、土壌条件、栽培方法を比較し、日本の料理事情まで考えています。 この内容を書くために、おそらく著者は様々な文献やデータを調べ、知識を得たはずで、普通だったら長々と書きたくなると思うんです。真剣に考えていれば尚更。(今の私のようにw) それを、この本の魅せ方はそこではないと取捨選択し簡潔にまとめた筆力に脱帽です。 読後に思ったのは、真に社会を考える、比較する、考察する、という事は、こういう事なんだ。思考を止めないってこんなにすごい事なんだ、という事です。 私は著者様を「めちゃくちゃ頭のいい、フラットな見方、考え方のできる人」だと感じました。自分もそうなりたいと思うし、たくさんの人にこの本を読んでもらいたいと思いました。 著者の真摯な姿勢、人間性が感じられて、好き!って思えますwこんな気持ちになった本は久しぶりですw良書です!
































