本の虫になりたいひと
@reaaaads3869
2026年1月31日
ある男
平野啓一郎
読み終わった
結婚した相手が亡くなった。行政の手続きをしているうちに、その人は「その人」ではない誰かだった。一体、誰なのか?と言う話だった。
ネタバレ注意
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愛に過去は必要なのか?という問い、在日三世の複雑な心境、殺人犯の子どものその後など人生で一回は通ってきた疑問を全て総ざらいしたような本だった。
自分の努力ではどうしようもない出自を、もし変えることができるのならどうするのだろうか。主人公は息子の存在により戸籍を替えっこすることは無かった。しかし守るべき存在がいなかったら?自身が在日三世であり出自の問題が煩わしいから戸籍を替えっこしただろうか?
人を背景や出自でカテゴライズすることは仕方ないのかもしれない。生きていく上で付き合っていく人はとても多いから、その人たちを覚えるためには効率的なことだと思う。しかし親しく付き合っていく人に対してはカテゴライズしたくないなと思えた一冊である。


