
マロ
@hiromaro0422
2026年1月31日
旅のラゴス
筒井康隆
読み終わった
祖先が持っていた高度な文明を失い、逆に超能力を得た現代人という少し不思議なSF小説。
筒井康隆氏の淡々とした筆で、旅を続けるラゴスの一生が描かれている。
読んでいるうちに不思議な気分に浸った。パウロ・コエーリョのアルケミストを読んだときに近い感覚。
生まれ育った町から旅を続け、壮大に物語は展開して、故郷に帰ってくるも、それは旅の通過点であった。
青春時代の幻影を追いかけて、帰還ではなく、旅立ちで終わる。
メッセージ性を意識して書かれていたわけではなさそうだが、そのなかからメッセージを汲み取ってしまう文章。面白かった。