
mimitome
@mimitome
2026年1月31日
西巷説百物語
京極夏彦
読み終わった
西ということで旅行先の京都で買い求めた(本当は大阪で買うべきだったけど)。最初のいくつかの話は京都のバーや喫茶店で読むことになり、物語と合わせて旅先での記憶と情景が残ったのは悪くない。2025もこれで終いの金比羅さんや、って感じの年末の京都であった。ベスト3は以下の通り。
3.野狐
巻末の作品なので集大成感があってよい。お馴染みの台詞が飛び出してきた時には感動した。ウルトラマンタロウの世界線にウルトラ兄弟が揃ったような全員集合感もぐっとくる。
2.豆狸
主人公めいた人物が一文字屋一派に最終的にしばかれるのが基本的な構造であったがこの話は違ったように思う。何だかじんわり胸があったかくなるような気持ちになった。京極さんらしくない最後の一行が実によい。
1. 鍛冶が嬶
八重大好きおじさんの狂気の話。愛し過ぎるとろくなことない。愛情も程々の良い塩梅がよいのだ。過ぎたるは及ばざるが如し。じゃないと嫌われちゃう。刀を研ぐ描写はすごいと思った。いつまでも残る。
素敵な友人から教えてもらった京極夏彦さんは百鬼夜行シリーズを読み終えて巷説シリーズもここまできてしまった。寂しいような気もするが最後まで楽しく読んでみたい。
