
Marua
@marua
2026年1月31日
午後
フェルディナント・フォン・シーラッハ,
酒寄進一
好みすぎて、読むのがもったいなくて、本を閉じた。
3つ目の話に出てくる『ロスト・イン・トランスレーション』は、大好きな映画の一つだ。大学を卒業したばかりの妻は、写真家の夫の出張にくっついて東京に滞在中で、深い孤独を感じている。知らない土地にいるからというより、あの夫があまりにも彼女には合わない、そのことが彼女のやるせない気持ちに大きく影響している。
たとえば同じホテルに滞在中の俳優が「わたしイヴリン・ウォーの名前で宿泊してるの、ウフフ」と言って立ち去った後、「イヴリン・ウォーって男性なんだけど」と夫に耳打ちしたら「誰もが君のように物知りじゃないんだよ」と返される場面。ふたりの未来はあまり明るくない、と思ってしまった、それを思い出した。
