かわうそまん "すみれ荘ファミリア (講談社..." 2026年1月31日

すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)
人は誰しも内面にいくつもの顔を持っている。その顔はその人が生きてきた中で味わった辛苦や葛藤、あるいは喜びを基に作られていて、綺麗なものも醜悪なものもある。本作には病弱な下宿の管理人の主人公と彼を取り巻く人たちを通じてそんな内面が描かれていた。といっても本作で登場するのはかなり癖があったり歪んだ顔を持った人たちばかりだし、途中から思ってもいない方向に物語が進んでいってかなり面食らったけれど、それでも懸命に生きている彼、彼女たちの姿が胸に沁みる凪良さんらしい作品だった。
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