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@ym
2026年2月1日
読み終わった
修養としての読書、階級を上げたり学歴コンプを埋めるための読書、娯楽としての読書から、
インターネット台頭による「情報」vsノイズの含まれる「読書」への流れが労働史と共に書かれていて、
祖父母や親の働く姿を想像したり、自分の今の働き方を思い浮かべながら読むことができて面白かった。
本書の筋とは大きく関係ないものの、政治や経済に対してぼんやりと感じていた無力感が言語化されていて「わかる!!それ!!!」となったので引用。
「仕事を頑張っても、日本は成長しないし、社会は変わらない。現代の私たちはそのような実感を持っている人がほとんどではないだろうか。(中略)経済は自分たちの手で変えられるものではなく、神の手によって大きな流れが生まれるものだ。」
私の労働は経済を動かさないし私の1票は日本を変えない。
それよりもプロデュース101に出ている推しをSNSで布教しつつ毎日投票してデビューに近づける方がよっぽどその世界に「参加」している感があるなと思っていたので、
神の手によって大きな流れが生まれるという表現はとてもしっくりきた。
結局、働いて働いて働いて参る国で半身の労働はまだまだ許されないだろうし、社会は悪だからせめて自分の領域はときめくもので囲いましょう、という思想に共感し続けてしまう気はするけれど、
せめて自分が生きている間に半身の労働が許される世の中になりますように。