
三井
@0047ab_reads
2026年2月1日
すばらしい新世界〔新訳版〕
オルダス・ハクスリー,
大森望
読み終わった
SFの古典 みたいな作品のうちのひとつなのかなと思って、SF好きながら世界観に追いつけなくなる時があるわたしは読了できるかどうかを不安視しながら読んでいた。読めた。
《すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定を、スローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されめいた。あらゆる問題は消え、幸福が実現された美しい世界》(あらすじより)
明るいディストピアってあるんだなあと思った。
人生に悩まないように管理された人たち。生きる意味を探すとか、生きる上での苦痛があるとか、そんなものすべて最小限にして、ただ社会を安定的に回すために作られ、誘導された世界を生きる幸せな歯車。
どちらが幸せなんだろう、そう考えられるのも、現代を生きる“野人”だからだ。
「ソーマ1グラムで人生楽々」。初めからその世界に生まれて疑問を持たずに生きていけるなら、もしかしたらそちらの方が幸せなのかもしれない。
