
ユメ
@yumeticmode
2026年1月17日
万感のおもい
万城目学
読み終わった
感想
変形本に角丸加工と様々な工夫が凝らされた装幀が目にする者を惹きつける。やはり夏葉社の本は佇まいが美しく、紙の本ならではの喜びがある。表紙に貼られた「エッセイ万歳」のシールにも思わず笑みが溢れ、この本を単行本で手に取ることができてよかったと思う(と言いつつ、最近刊行された文庫本には直木賞待ち会の模様を綴ったエッセイも新たに収録されているらしく、そちらも気になっている)。
ひと月ごとに「色」に焦点を当てたエッセイ「色へのおもい」が、瑞々しい情感で満たされていて心に沁みた。日々のあれこれに追われていると、決まった色しか視界に入ってこなくなってしまうことがあるが、私たちが生きる世界は無数の色に溢れている。いつも世界に対して心を開く余裕を持ち、日常がもたらしてくれる感動を忘れずにいたい。


