万感のおもい
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ユメ@yumeticmode2026年1月17日読み終わった感想変形本に角丸加工と様々な工夫が凝らされた装幀が目にする者を惹きつける。やはり夏葉社の本は佇まいが美しく、紙の本ならではの喜びがある。表紙に貼られた「エッセイ万歳」のシールにも思わず笑みが溢れ、この本を単行本で手に取ることができてよかったと思う(と言いつつ、最近刊行された文庫本には直木賞待ち会の模様を綴ったエッセイも新たに収録されているらしく、そちらも気になっている)。 ひと月ごとに「色」に焦点を当てたエッセイ「色へのおもい」が、瑞々しい情感で満たされていて心に沁みた。日々のあれこれに追われていると、決まった色しか視界に入ってこなくなってしまうことがあるが、私たちが生きる世界は無数の色に溢れている。いつも世界に対して心を開く余裕を持ち、日常がもたらしてくれる感動を忘れずにいたい。


彼らは読みつづけた@findareading2022年6月5日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《自室の床に寝転び、最適な首の角度を調整しながら、憑かれたようにひたすら活字を目で追った。一冊一冊がそこそこぶ厚い文庫本だったが、一冊を読み終えると、すぐさま机の上に積んだ次の巻を手に取り、表紙をめくった。》 — 万城目学著「夏の読書」(『万感のおもい』2022年5月、夏葉社)



あやさび@ayasabi1900年1月1日読み終わった@ KIMAMA BOOKS(キママブックス)万城目さんは、大阪生まれ。こちらのエッセイ、関西弁ですばらしいつっこみが満載、久しぶりに声を出して笑いました。 「(笑)わない作家」p12のお話で、わたしは一気にファンに。万城目さんの本は一冊も読んだことないのですが、これは読まなきゃ損だと思いました。 あと、「頭痛のはなし」p125、笑った笑った…。関西の方は、やはりちゃんとオチまで気を抜かないなと、感服しました。 「私は文章を書くにあたり、「なんかおもろそうやん」 というフィーリングで題材を決定し、執筆中は自分の文章に対し、 何度も「なんでやねん」と地道なツッコミを入れながら推敲を繰 り返す、というきわめて大阪的な思考にもとづく作家活動を続けている。」p149 と、書いているように、なんでやねん文化は、面白い作家を生み出すようです。 わたしも関西に生まれ、関西弁を話し、関西テレビを見まくり、吉本新喜劇に通い、たこ焼きをおかずに飯を食い、なんでやねん!と爽快につっこむ女になりたかった! そんな方が最近まで近くにお住まいだったのですが、神戸へ旅立たれ、わたしはなんでやねん欠乏症に陥っておりました。 しかし、こちらの本のおかげで、小さくなっていた頭の中のなんでやねん!が元気になってきました。 誰かに頼らず、地道に、自分で考えて、なんでやねん!とつっこんでいくことが、自分を育む上で大事なんだなあと教わりました。だけど、ひとりつっこみはかなしい…。 「大阪人があやつる「笑い」の底には、常に「かなしみ」がひっそりと潜んでいる。」p152 そうか、その「かなしみ」は、笑いと紙一重なのです。 かなしいときは、笑いのチャンス!なんでやねんの精神で、乗り越えていきましょう。こちらは、そのバイブルです。








