
talia
@talia0v0
2025年2月27日

読み終わった
友人たちと有志で開催してる読書会で読みました。
明石書店さんのSNSアカウントの紹介により買った本です。
昨今のSNSのあれこれを憂いなんとなく関連を求めて私がリクエストした本ですが、実際はもっと切実な「つながらない権利」を求めた内容でした。
本の構成は筆者雁屋さんの体験談を含めた連載から始まり、著書紹介にもある本田さん、飯野さん、相羽さんへのインタビューを経て、筆者のまとめのざっくり3部。
少しネタバレだけど、「つながらない権利」を求めていた筆者ですが、連載を通したインタビューを経てからは「つながる」期間や頻度、コミットの仕方などグラデーションの重要性に焦点がいくので、タイトルから想像するよりもターゲットになる読者層は広いのでは(気になった人は一読の価値あるのでは)と思いました。
例えばあとがきに
「私は対面コミュニケーションから逃げたいし、人と距離をとっておきたいと考えている。でも、中には対面コミュニケーションが苦手だけど、そこでしか満たされないものがあり、それを求めている人もいるだろう。そういう人には本書は有意義な提案をできていない」
とあり、読みながら私のニーズはどちらかというと後者かもしれない…と思う箇所が度々ありましたが、「つながりたくない」と切実に思ってるマイノリティのつながらなければ生きていけない社会を想像するきっかけになれたし、インタビューも含めた「つながる」グラデーションの話には自分事として頷ける内容もありました。
読書会ではサブタイトルの「ひとりでも生存できる」から「マイノリティが生存に必要な情報とはどんなものがあるか」を考えたり、本の内容をふまえて「本当に『つながらない権利』< コミュニケーションの多様化で良いのか」をブレストしてみたり、自分たちにも当てはまる能力主義について話したりしました🙌
https://www.akashi.co.jp/smp/book/b657339.html

