まめ "彼女は頭が悪いから" 2026年2月1日

まめ
まめ
@mameg229
2026年2月1日
彼女は頭が悪いから
彼女は頭が悪いから
姫野カオルコ
悲鳴みたいな小説だった。きつかった。でも読めてよかった。現代日本文学が海外でブームなので、この作品もぜひたくさん読まれてほしい。きついけども。 私たちはこんな現実を生きている、見えてるのか、こっちを見ろよ、というような。いやでも見えたところでわからないのだという話でもあった。登場人物たちがニックネームで呼ばれているので、自分が想像する人物を当てはめながら読んでしまうのがまたきつい。いるよね、こんなひと。東大じゃなくても、いるよ。自分が味わったあんなことこんなことが色々と思い出された。 これは直接的な感想ではないけれど、私はオットと一緒にいると「男ってだけで色んなことに気を使わず生きてられるんだな〜」と呆れてしまうことがある。駅のホームの真ん中にぼーっと突っ立ってみたり、店員さんに質問するときの言葉の使い方、服やカバンの些細な身だしなみ。でもオットはとても良いやつなので悪気はない。たぶん私が指摘しても理解できないし治らないとおもう。 私の実感は日常の些細な事象ではあるけれど、なんかそういうかんじの「わからない」は、段差こそ違えど、この小説内の東大生たちをとりまく「理解できなさ」につながっているきがする。下位の存在になってみないとわからないことがある。 あとこれはアホの感想だが「やっぱ文学読まなきゃ人間の感受性ってだめになるよな〜」とおもった。
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