
猫
@mao1012
2022年10月14日

冷静と情熱のあいだ Rosso
江國香織,
角川書店装丁室
読み終わった
かつて読んだ
マーヴが不憫だなと感じると同時に、元恋人のことが忘れられない彼女の気持ちも分かるような気がした。出会いと別れを繰り返していくと、段々と心がすり減っていくような感覚。
マーヴの優しさに段々といらだちを覚えてまう感覚、全て許されてしまうことへの苛立ち。
「ふたをした記憶。ふたをして紙で包み、紐までかけて遠くにおしやったつもりでいた記憶。」
「孤独なとき、親切や友情はその孤独を際立たせる。」
