
辰巳
@divinus-jp
2026年2月2日
聞く技術 聞いてもらう技術
東畑開人
読み終わった
おすすめ
患者さんの話を聞きましょう、傾聴、と教えられた。
でも実際は話を聞く状況になる事は少なく、自分が患者になってみると、傾聴をされいるとわかると、とたんに「すん」っとした。
話がないわけではない。痛い、辛い、しんどい。
でも、この「傾聴」をされてる、「小手先」ですまそうとされてる、と思うと「すん」なのだ。
だからこそ、東畑さんのおっしゃる「小手先」のさきに行かなければならないのだ。
この本が書かれたのはコロナ禍からそれがようやくあけようか、というあたり。
コロナ禍があけたら、きっとまた以前のようにマスクを外して笑顔で聞いたり聞かれたりできる、とどこかで思っていたと私も思う。
ただ、こうしてコロナは変種となりつつ社会にあって、でも、私たちは聞いたり聞かれたりができるようにはなっていない。
ひとりひとりが孤立し、スマホの画面に向かい、さらに聞いたり聞かれたりしているのはAIだ。確かに、AIは何時でも延々とつきあってくれる。
でも、私たちはさらに孤立化し、聞いたり聞かれたりはなくなっている。
身体のある相手に無理矢理合わせ、この場この時間に制約されることがもっと大事じゃんじゃないか、と今、考えている。