
saki
@53hon_to
2026年2月2日
アフター・ユー
一穂ミチ
買った
読み終わった
物語の軸がずっと「遺された側」の人たちであるから、本当のことはもう、本当にわからない。やるせないけれど、受け止めるしか術はない。癒えることはなく、ずっと続いていく。ラスト、青吾が涙したのは「受け止めた」からなのだろうな、と切なくなった。
ミステリー要素やファンタジーな展開があり、ついぐいぐい読み進めてしまったのだけど、ふいに(自分はものすごく軽薄で残酷な人間だなあ)と思ったりもした。
幸運なことに、わたしは不慮の事故で大切な人を喪ったことがない。だから、青吾や沙都子の状況を自分に置きかえてみようとしても、脳が拒否して想像すら無理だった。あり得ない物語ではないのに。

