☁️ "生殖記" 2025年3月12日

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@mc__x_x
2025年3月12日
生殖記
生殖記
朝井リョウ
久しぶりに現代作家の本を読んだ 現実での出来事に触れることも多くて没入しやすかった 以下微ネタバレ 尚成の内側の変化が必ずしも表出している訳では無いけど語り手が良かったねと言える閉じ方で良かった、人間の心の在り方や変化って必ず他者から観測できるものではないと思うからそういう意味で現実的で納得感があった 作中に散らばっている引っかかりの全てがきちんと丸く収まってるわけじゃないけど、それもまた現実的という印象、これからも尚成の人生は続いていくんだな~ それとこの話を読んでこんな感想は物凄く野暮かもしれないけど、尚成って話し言葉はすごく女性的(一人称だけでなく語尾も)だったけどどういう容姿をしてどういう仕草をしてどういう声のトーンなのかなとすごく気になった 言葉から感じる女性性には誰も触れず、周りは男性と扱っていて、では第三者の人間から見た尚成ってどんな感じなんだろう?
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