ころもで "ようこそ、ヒュナム洞書店へ" 2026年2月2日

ようこそ、ヒュナム洞書店へ
ようこそ、ヒュナム洞書店へ
ファン・ボルム,
牧野美加
良いテーマの小説なのですが、私の主観としてマイナスのことを書きます。あくまで一意見としてご容赦ください。 さてこの本、テーマは本好きに響くもので、平易な文章、嫌な登場人物もなくストレスフリーなのに、どーーーーしても読み進められない。ページを繰りたくなる推進力が、私にとって、ない。 どうしてだ?と考え続け、やっと気づいた。 この小説、情景描写がほぼ無い。 誰が何をした、こう思った、二人はこうしてる、といった三人称の叙述が延々と続く。時折登場人物が見た光景が描写されるものの、それによって立ち上がる情景がない。 登場人物の行動の描写のみで、情感を出せる文章もあるように思うが、本作はそういった力は感じられない。 私は原語を読めないため、原作のせいか訳文のせいかは不明。 私は、文章から立ち上がる情景を感受するのが好きなんだな。そして、この小説ではそれができないから、こんなに惹かれないんだな。 (繰り返しますが、テーマはとても良いです。なんたって本屋大賞です。) 読めない原因が分かり、すっきりした。ここからは、無いものはないと諦めて、サクサク読み進められそう。
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