
ON READING
@onreading
2026年2月3日
山の時刻(とき)
小林百合子,
野川かさね
読み終わった
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『山と山小屋』の名コンビ、小林百合子(文)と野川かさね(写真)による、「山に流れる時間」を刻んだビジュアルエッセイ。
一瞬で過ぎ去ってしまう、儚く美しい山の情景。それに目を凝らし、撮影を続ける写真家・野川かさねが撮り溜めてきた膨大な写真の中から129枚の珠玉の作品を厳選。それらからインスピレーションを得て生まれた、小林百合子による四季折々、山にまつわる120の言葉と散文を収録。
霧に覆われた山容、可憐な野花、朝日をあびるテント、かごに盛られたトースト、朝露がきらめく湿原。
小屋の人から差し出されたしるこ、すれ違った人と交わした言葉、友がもらした感嘆の声。
ああ、私も知っている、と思う。もうこの時、私たちは「山の時刻」にいる。
「街の時間」とは異なる、おおらかで美しい流れに身をゆだねた時、これまで気づかなかった、ささやかでも大切なものが見えてくる。



