
結
@yi_books
2026年2月2日

熟柿 (角川書店単行本)
佐藤正午
読み終わった
あの時こうしていれば……と考えればキリがない。それは誰の人生にとっても、きっとそうなのだと思う。
私は正直かおりに対して同情も共感も全くできなかったけれど、それでも最後に彼女の未来に光が見えたこと、そうなるためのいくつかの出会いがあったことを素直に良かったと思えた。
罪を犯した過去は消えない。それでも、その罪を武器に手当たり次第にその人の人格を否定して良いものではない。
前科者とか、加害者家族とか、そういった人たちにどこまでも付きまとう周りの視線と冷たい風当たりを、偽善ではなく心から思いやれる人が1人でも多い世の中であれたら。自分もそうであれたら。









