
しおり
@Kaffee5888
2026年2月3日
水車小屋のネネ
津村記久子
読み終わった
会社の人にお勧めの一冊を借りて。
なんだか貸してくれた人の雰囲気が滲み出ていてとてもいい作品だったなぁ。
生活って安心できる場所でないと帰ってくる場所にも生きて行く場所にも成り立たないんだな、と感じた。誰かと繋がることでようやく根っこが生えて生活になって行く、そんな人生の一端を覗かせてもらえる作品でした。大きな事故や事件は起きないけれど、人生において起こりうるかもしれないという彼女や彼たちにとっての大事件が丁寧に描かれている。
多分この世の中には家に帰りたくないこどもたちが多くいるんだと思う。家庭内の事情とか、こどもにはどうしようもないこと。親だってひとりの人間で、でもこどもにとっては親は一人の人間というよりは「親」にしかならない。最近のSNSとかで見かけるやばい親とかって「親」じゃなくて自分の居心地のいいような場所に身を置きたがってるだけのただのヒトなんだろうな、と思う。私は子供も居ないので、そう想像することしかできないのでひとまずこの話題は包むとして。
生きるってことは、生活を続けるってこと。
人と人が出会うことによって、人生になって行くんだな、と感じた。わたしも、なんかこういう田舎特有のこの誰かに見守ってもらえてる、誰かに気にかけてもらえてるという感覚、欲しいなぁ。都会は寒過ぎるよ。










