ちゃんちぃ "呼び覚まされる霊性の震災学" 2025年3月12日

呼び覚まされる霊性の震災学
呼び覚まされる霊性の震災学
東北学院大学,
金菱清
3/11。もう14年も経つ。 震災のあと、弔われた人たちのこと、残された人たちのこと、どれだけ哀しかったろうか……。 学生の論文をまとめたものだけど、意外と読みやすかった。 震災当時は高校生で、小論文のテストを受けていました。ただごとでないほど揺れて、避難訓練以外で机の下に隠れるのは初めてでした。机の脚を掴んでも、揺れすぎて頭を守れなくて怖かったです。 そこからは停電&断水で、携帯でも公衆電話でも親に連絡がつかない。 自宅に自力で帰れず、当時の彼氏の家へ。 夜の20:00すぎに親が迎えに来てくれて、いつもは30分の距離を信号のつかない真っ暗ななか、1時間かかって帰りました。 そのあとTwitterやラジオで岩手と宮城がとんでも無いことになっていることを知りました。 数年後、大船渡にボランティアに行きました。 震災の時間に止まった時計台、まっさらになった海辺、2階分の高さの津波の跡。 衝撃でした。ほんとうにあの時津波が来たんだと怖くなりました。 えもいわれぬ気持ちで地元に戻ったことを思い出します。 そして、今年は大船渡で山火事。津波から逃げて、海から遠く不便な山へ生活を移したのに、今度は火事。 どうしてこんな……。 大船渡の人たちを思うと辛くて仕方がない有り様です。
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