
さち
@chiisaxlog
2026年2月3日
菜食主義者
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
人であることをやめようとした者、人の欲望のままに生きようとした者、善き人として耐えて生きる者。人間の持つ暴力性、そして孤独からは逃れられないのだと突きつけられ、途方に暮れてしまった。
読み終えたあと一つ大きく息を吐いて、もう感想を書かずにこの小説から目を背けてしまいたいと思った。それほどしんどい気持ちになるのに、それなのに、もっとハン・ガンの作品を読みたいと思ってしまうんだ…
追記
『菜食主義者』において、「ヨンヘ」という名前ではなく「妻」「彼女」という表現しか出てないことをふと思い出した。女性の存在を軽く、一人の人間としてみないこともまた暴力性のひとつであり、より一層やるせない気持ちになった。

