abu
@abu_abu
2025年3月18日
灰色のミツバチ
アンドレイ・クルコフ
読み終わった
2014年3月ウクライナ国内の親露派がドネツク州庁舎を占拠しドネツク人民共和国（DPR）を宣言。この小説はドネツクの非戦闘地域"グレーゾーン"に住む養蜂家の話。2014年3月ロシアはウクライナ領であったクリミア自治共和国及びセヴァストポリ特別市のロシアへの編入を決定する。
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作家は両親がロシア人でロシア語を話しロシア語で小説を書くウクライナ人。作家自身は"自分はウクライナ人だ"と自負しているけれど、ウクライナ国内での精神的な居場所や立ち位置は常に不安定。自分は一体何者なのか、自分が安心して帰属できる本当の居場所はどこにあるのか、という事を問い続ける。これは前作の『ペンギンの憂鬱』から一貫して作家のテーマ
