月鰯
@tukiiwashi
2026年1月31日
読み終わった
1〜13巻を再読してから読んだ。良かったな〜。良かったです。噛み締め。
愛着の話を本当に丁寧に描いていてすごいなーと思った。とんでもない密度。幼い頃の愛の受け取り方ってその後の他者への愛し方すべてを決定してしまう、受け取った愛し方でしかひとを愛せない、というのが通説だけど、でもほんとうは愛せるよ。ただしい愛の受け取り方が出来なくても、あなたはただしくひとを愛せるのだ。という話をやってくれていた気がして、というか私はそれを受け取ったので、嬉しかった。その人のことを愛していても、例えばそれが家族だとしても、痛いのなら離れていいのだ、愛し愛されていても不適切な場合だってあり、遠くで生きるのが適切な場合もある、の話もしていて良かった。とにかく歪んだ愛着を与えられてきた2人が最も純粋な愛を共有する、愛の話だったなーという印象。
あとラストはこれ以外有り得ない、と思った。このラスト以外有り得ない。死は単純で、死んだ人はそれ以上でもそれ以下でもなくて、生きた側はそれに文句を言ったり恨んだり怒ったりしながら生きていくしかない、ということを正直に描かれてくれて嬉しい。このラストにしてくれてありがとうの気持ち。

