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2026年2月4日

花のズッコケ児童会長
那須正幹
心に残る一節
民主主義
「ぼく、モーちゃんのいいたいこと、すこしわかるな。つまり、モーちゃんは、児童会長になるひとは、勉強のできるひともできないひとも、力の強いひとも弱いひとも、みんなの気持ちがよくわかるひとがいいって、いってるんだと思うんだ。これは、ようするに、民主主義の問題だと思うよ。」
「民主主義?モーちゃん、いつから、そんな高級なこと考えるようになったんだ?」
「べつにとくべつなことじゃないさ。民主主義って、みんなの意見をよくきいて、それにしたがうっていうことなんだから」
「それが児童会長と、なんの関係があるんだ。」
「児童会長も、おなじことだよ。学校の子どもたち、みんなの意見を、じっくりきいて、それにしたがってくれなきゃあ。それも、とくに弱い立場のひとの意見をね。津久田くんは、正義館の子の意見や、スポーツの好きな子の意見は重するかもしれないけど、それいがいの子の意見を、ちゃんときいてくれるかなあ。」
「うん、そりゃあ、まあ、正義館がバックについてるんだから、連中の味方はするだろうな。だけど、なんでもかんでもかってにやりゃあしないだろう。」
「問題は、心だよ。あの子は、たしかにたくましい花山っ子だよね。だから、たくましくない子や、たくましくなろうとしても、なれない子や、そんなにたくましくなろうと思わない子のことなんて、てんで相手にしないんじゃないかな。」





