
くりこ
@kurikomone
2026年2月4日
なぜならそれは言葉にできるから
カロリン・エムケ,
浅井晶子
読み始めた
p.128
人を蔑み虐待するあらゆる政権が、まず最初にすることは被害者の外見を変えるこであり、結果的に自分の隣人でないという意識を植え付けさせる。
→青い芝の横田さんが、「脳性麻痺者は総理大臣になれるか?」というテーマで対談してた思い出した。脳性麻痺は一瞥しただけでわかる障害であり絶対に隠すことが出来ない。ルッキズムの差別はかなり根深い。人は差別したり、暴力を振るうときに、「この人は自分より動物に近い」という非人間化の感覚を持つことが発端になるのだろう。
p.140
イラク戦争に派遣され、その後アブグレイブ刑務所で拷問をする兵士の語りがすさまじく、言葉を失っている。
兵士たちが戦場やアブグレイブ刑務所で追い詰められていく様子を見ると「私は絶対人を拷問しない」と言い切れなくなった。きっと私も彼らと同じ状況になると拷問してしまう。(もしくは自死しかない)
命令に従った予備兵役しか懲役刑に処されず、「あの人たちは、私たちに嘘をついて戦争に駆り立てた」「そして今度は自分の犯した罪を下っ端の兵士にかぶせている」という拷問実行犯の言葉は本質をついている。
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この本を読んでいるとアイヒマンの「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない」という言葉を思い出す。トラウマを社会で共有するということは、サバイバーを「再人間化」すること。
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