犀川せせり "わたしたちが光の速さで進めな..." 2026年2月4日

犀川せせり
犀川せせり
@seseri
2026年2月4日
わたしたちが光の速さで進めないなら
わたしたちが光の速さで進めないなら
ユン・ジヨン,
カン・バンファ,
キム・チョヨプ
思っていたよりもかなりしっかりしたSF作品で、起こりえそうな未来、面白そうな世界が描かれているのがまず好み。高度に発達したテクノロジーといえば欧米をイメージするけど(最近じゃそれも中国かもだけど)、バイオテクノロジーとなると、命や魂の解釈の側面が表れるので、だからSFはアジアの世界観と合うのかも。読みながら森博嗣のWシリーズを思い出してまた読みたくなった。  テクノロジーによって人間の命や身体の概念が変わった先で、人間性を問う話が大好き。本作には悲しい話も多いけれど、全編を通して悲しみ以上に、静かながらも心地よい温もりと美しさが感じられる。愛とは?孤独とは?そういうことを考えながら、じっくり夜に読みたくなる素敵な作品でした。読んでいる途中で、二作目の短編集を、買いに行ってしまうほど。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved