もぐもぐ羊 "運命の男たち" 2026年2月5日

運命の男たち
運命の男たち
ナディーファ・モハメッド
ソマリ人男性が殺人の冤罪で死刑になった実話を元にした小説。 著者もソマリ人でこの事件について詳細に調べ、被害者への取材や小説にすることに許可もとって書かれている。 英国王が崩御しエリザベス女王が即位するニュースで国中が大騒ぎしている時期に雑貨店を営むユダヤ人女性が殺害され、ソマリ人のムハマードが逮捕された。 今のところ逮捕されて収監されて裁判の前まで読んだ。 当時の英国はWW2でたくさんの働き手の男性を失い、国外から労働者を受け入れていた。 とはいえ差別意識は今より高くアフリカや西インド諸島出身者が就ける仕事は多くない。 ムハマードの知人でソマリ人のベルリンは船員の仕事の募集をうけ故郷から出てみたら、万博でアフリカの動物たちと見せ物になったそうで、これは著者が取材で聞いた実話らしい。 日本でもアイヌの人たちが万博で見せ物にされた過去があったが、万国博覧会の機能って何なのだろう?と思った。
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