運命の男たち

運命の男たち
運命の男たち
ナディーファ・モハメッド
早川書房
2025年7月16日
12件の記録
  • ムハマードが死刑になってしまうのはわかっていたけど、裁判で不利な証言が採用されたり控訴が棄却されたりして、死刑囚として死刑を待つ身になった彼の心境を読むのは辛かった。 遺族は無実を信じて闘い続け、46年後に死刑判決が誤審であったことを国が認めたとのことだが、死んだ人間は帰ってこない。 彼の死後、真犯人らしき人物が何名か浮かんだがこの事件は未解決のままだという。 殺された女性は浮かばれない。
  • 独房に収監されて少年時代を回想シーンがにおい立つような鮮やかさだった。 カーディフでのマハムードは黒人でソマリ人というだけで差別されているけど、ソマリランドでのマハムードは一家の末っ子で家業に余裕ができたから教育を受けさせるために学校に行かせられる暮らしをしていた。 でも学校に飽きて早々に船員や荷運びの仕事などをして大人の世界に飛び込んでいたけど(13歳で!) そういう個人の背景は一切無視されて黒人だからという理由でたいした捜査をせずに犯人と決めつけてる警察が無能すぎる。
  • rug
    rug
    @readsbooks
    2026年2月5日
  • ソマリ人男性が殺人の冤罪で死刑になった実話を元にした小説。 著者もソマリ人でこの事件について詳細に調べ、被害者への取材や小説にすることに許可もとって書かれている。 英国王が崩御しエリザベス女王が即位するニュースで国中が大騒ぎしている時期に雑貨店を営むユダヤ人女性が殺害され、ソマリ人のムハマードが逮捕された。 今のところ逮捕されて収監されて裁判の前まで読んだ。 当時の英国はWW2でたくさんの働き手の男性を失い、国外から労働者を受け入れていた。 とはいえ差別意識は今より高くアフリカや西インド諸島出身者が就ける仕事は多くない。 ムハマードの知人でソマリ人のベルリンは船員の仕事の募集をうけ故郷から出てみたら、万博でアフリカの動物たちと見せ物になったそうで、これは著者が取材で聞いた実話らしい。 日本でもアイヌの人たちが万博で見せ物にされた過去があったが、万国博覧会の機能って何なのだろう?と思った。
  • moto
    moto
    @hadaly1984
    2026年2月4日
  • Sanae
    Sanae
    @sanaemizushima
    2025年8月19日
  • ひび
    @hibiki115
    2025年8月10日
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