
万能薬
@n17_4860
2025年9月26日
新装版 殺戮にいたる病
我孫子武丸
読了
記憶を消してもう一度読みたい名作。
伏線回収、大どんでん返しと謳われるものが大好きな人間なので本当にこの本に出会えてよかった。
多くの叙述トリック作品は最終章に種が明かされてその後それまでを振り返るような描写が入るが、この作品にはそのような描写は一切ない。斬られた側は自分が死んだことに気づかない、と言うのが的確なくらいに読み終えた瞬間は何の事なのか理解が追いつかない。
終盤になるにかけて所々に違和感は感じていたがここまで大がかりな回収だとは思わなかった。
レビューを見ていると生々しくグロテスクな描写に休憩が必要な人も多かったみたいだが、個人的には展開が気になってページを捲る手が止まらなかった。
読み終わってしまったことが悲しい。