
産本まぐろ
@maguro
2025年3月12日

縄文の思想
瀬川拓郎
読み終わった
面白かった。著者の想像の域を出ない部分は多くあったけど、以前読んだ「アイヌと縄文」との共通点も多々あって興味深かった。“人は生まれながらに周囲への負い目を持っているが、贈与こそが人間を肯定する唯一の手段であり、不断の贈与が生の肯定を生み出す”、“平等とは分配の平等のことであり、なぜ漁民が惜しみなく分配することができたのかと言えば、それが神からの授かりものだったからだ”この辺の文が刺さった。現代の生活に反映させることは難しいとは思うが、贈与交換こそが人間の本来の姿であるような気がした。
