
ヨル
@yoru_no_hon
2026年2月5日
夜と霧
ヴィクトル・エミール・フランクル,
ヴィクトール・E・フランクル,
池田香代子
読み終わった
読了
@ 自宅
この事実が、まだ100年も経っていない、ということに、今もなお驚かされる。
もし自分が収容所に送られていたら……なんて、そんな安易な想像をしては、いつだってわたしは「想像する側」でしかいられないことを思い知らされる。
あたたかいこたつに入りながら読むこの本は、
安全な日常と、絶望の記録とのあいだに、矛盾と罪悪感を生む。
それでも、すべてを奪われた場所でなお、そこでどう在るかを選び続ける自由はあるのだと、フランクルは語る。それはきれいごとではなく、生き延びる見込みなど皆無のときにわたしたちを絶望から踏みとどまらせる、唯一の考えなのだ、と。
人を人として扱わない世界が、確かに実在したこと。それを絶対に忘れてはならない。
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最近読んだばかりということもあって、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』の言葉が浮かぶ。「踊り続けろ」それは前に進め、という励ましではなく、理不尽な世界に追いやられても、自分を見失うなという言葉だった。
ここにきて、『夜と霧』にも繋がる読書。
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