くまもち "満願" 2026年2月5日

満願
満願
米澤穂信
6篇からなる短編集。 どれも仄暗く、登場人物たちの誰もが境界線の真上にいて、さてこれからどちらに転がるのか、という緊張感に満ちていた。 個人的に好きだったのは柘榴。 ある家族の始まりと別れ、そしてまた始まりの話。 母の視点から語られる最後の3行には、歪な家族の愛の形に対してあまりにも真っすぐな母の愛が綴られていた。
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