なこ "鎌倉駅徒歩8分、空室あり" 2026年2月6日

なこ
なこ
@nonbibiri75
2026年2月6日
鎌倉駅徒歩8分、空室あり
最初あまり好きじゃないと思ったのに、最後には優しい気持ちになった本だった。 -------------------- 鎌倉の洋館でカフェをしている香良の元に友人の三樹子が転がり込んできて、三樹子は洋館の余った部屋を貸そうと香良を強引に説き伏せシェアハウスの住人を募集、チラシやSNSを見て一人また一人とやってきて…なミドル女性のシェアハウスの話。 登場順に語り手なのも面白いです。面倒臭い人が多そうなの嫌だけど、コーヒーもカレーは美味しそうで住みたくなっちゃう。 中年以降女性の解像度が高過ぎます💦 空気を〝読まず〟無遠慮に距離を縮めてくる図々しさ、他人と暮らすのに難儀するほど確立されている生活リズム、身軽だけど老いがうっすら体に現れ始めること、所謂〝普通〟と違うよすがのない不安定さ。だけどその〝普通〟に縛られない自由もあって。 あゆみ以上香良未満の年齢からすると本当に生々しくて嫌になっちゃう。ずっと不快感と憧れが混ざった気持ちで読んでました。 このシェアハウス自体も敬遠したい気持ちと憧れる気持ち半々。 三樹子の距離感や里子の察してちゃんぶりに微嫌悪感持ったり、みんなが抱えているものが見え始めた時「悪い奴じゃない」と思ったり。傷や秘密があるからみんな優しいです。 うん、やっぱ優しい良いお話でした。 家族への推薦度★★☆☆☆
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