呉林抱月 "ようやくカレッジに行きまして..." 2026年2月5日

ようやくカレッジに行きまして (文春e-book)
この本は、日本の厳しいお笑いの世界にいた光浦さんが、カナダに渡り、別の厳しさの中で自尊心を取り戻す場面をたくさん見せてくれる。少しのことでカジュアルに褒めてくれる周囲の人にほだされ、自分で自分の美点を認めることを許可できたと気づく。そして、自信のなかった日本の時の自分を、今なら、褒めちぎってやれる!と。  香港ガールズの、元気でお金にシビアでがっちり団結している様子も面白い。海外で元気な人達に会うと、とても励まされる。私は海外に住んでいたことがあるのだが、ヤスコさんの描写に触れ、海外で元気な人を見たときの、背中に羽が生えてしまいそうな感覚を思いだした。  海外に住んでいると、予定調和の外に置かれることが基本となる。そのためか、小さな凹みや違和感など、すぐに忘れてしまう。自分の人生が確実に前に進んでいたはずなのだが、私の場合は、大小さまざまな打撃を受けすぎて、自己肯定感や成長している心地よさなど感じたことなかった‥いやいや、記録せず忘れてしまっただけで、ポジティブな日もいっぱいあったのかもしれない。  とにかく、ヤスコさんありがとう。私も励まされました。
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