
猫
@mao1012
2022年12月30日

かか
宇佐見りん
かつて読んだ
圧巻だった。これを20歳で書いてしまう宇佐美りんさんに脱帽。
日常の細かい部分の着眼点や、母と子の関係性、うさぎのかかへの対する愛憎がありありと伝わってきて、苦しかった。
自分も母親に対して、そういった感情を持つことが多々あるので、それをこうもうまく言語化して文字にできる宇佐美りんさんの文才力に、脱帽した。
かかを本当に苦しませていたのは、かかと結婚したととでも、ととと結婚したかかでもなく、その子供として産み落とされたうーちゃんなのだ、と理解した瞬間が本当に苦しかった。
小さい頃、大人は自分とは違う生き物と思っていて、それは両親に対してもそうだった。
うーたんは、かかやおとなたちのことを『かみさま』と例えている。