
Ⅲ月
@yomiii
2026年2月6日
地球の果ての温室で
カシワイ,
カン・バンファ,
キム・チョヨプ
読み終わった
この物語世界に浸っていたくてできるだけずっと読んでいたら、読み終わってしまった。
『わたしたちが光の速さで進めないなら』から引き続き感じるのは、いわゆる悪役や敵についても、読者側の憎悪を煽るような描写は極力抑えられているということ。物語全体の主題を大切にしていて、個々の文章のノイズを極力削っている印象で、情報量は多いのに文章がすっきりして見える。
植物は、人間の考えるヒエラルキーでは下位に置かれてしまうけどそんなことないよね?というのは私自身ぼんやりと考えていたことでもあって、それは人間同士のなかでヒエラルキーの下位に置かれがちな人たちについてもそう思っていて、この物語にも同じ姿勢がずっと見えていることが心地良かったんだと思う。
「植物はとてもうまく組み立てられた機械だ」というのも感覚的にすごく頷ける表現だった。


