よむひとり "湯気を食べる" 2026年2月6日

湯気を食べる
湯気を食べる
くどうれいん
食に関するエッセイだけど、食を一種の瞑想、著者の表現だと調律(!)としている人の食を通して見る日常の印象的な風景。 調律ってまた素敵な表現ですよね。 誰しも自分を整えるためのなにか、があると思うんです。多分、趣味とかって、自分を調律するためのものなのではないかな。それをやっているときは、その時、そこにいる自分にだけ集中できる、ほかのことを忘れられること。 本当にそれってもちろん好きでやってるわけではあるんだけど、偉いとかではなくて、それをやることで自分が崩れることを防ぐ。 かつて私は編み物が趣味で、没頭して気づいたら朝の四時だった、とか、編んでた時期があった。 編み物趣味って言うと女子力高いとか、手先が器用とか言われていたけどそういうことではなくて。それをやらないと保てないなにかがあったのでしょうね。 著者にとっては自炊がそうなんですね。 だから前置き長くなったけど、著者の食を通して見る日常の風景がとても、私には切なく、ノスタルジックに映る、エッセイでした。すごく好きだった。 パスコのフォカッチャに、レタスと、カマンベールと、生ハム挟むサンドイッチは、絶対やる!!!
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