
いぬを
@_____on722
2026年2月7日
サラバ!(下)
西加奈子
読み終わった
借りてきた
この作品は、「信じること」にフォーカスしたものだと思います。
それも「何を」ではなく。
人にとって「何を」信じることが重要なのではない。
自分で「信じることを決めたこと」が重要なのだ。
歩は、幼少期の家族の影響もあってか、いつも受身の姿勢を貫いていた。
でもそれは、はたして自分で決断した道に進むことができていたのか。
付き合った彼女のことも、結局は自分の下にいると見下して、他人と比較して。
ひとはひとという考え方、自分の軸というものがない。
それに気がついたのは、かつて歩が嫌悪していた姉が実は何かを信じようとしていたことを知ったとき。
それがたとえ猟奇的な行為になっていたとしても、何かを信じようとしていた。
自分で「信じるもの」を決めたとき、昨今の人間関係で問題となる「依存」「承認欲求」などが少しでも良い方向に向かうのではないかと思いました。









