🌷 "満月が欠けている" 2026年2月7日

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@hana_no_namae
2026年2月7日
満月が欠けている
​はあ…。穂村さんの文章と考え方が大好き…。満足。 ご自身が患っておられる緑内障をテーマにした一冊なんだけど、奥さまの話も出てきて、私は穂村さんが奥さまについて語るのが大好きだからうれしかった。 ​「生と死について疑問に思っていることがあります。私たちはふだん、生をノーマル状態、死を一種の非常事態のように捉えていますが、実際は逆なのではないかということです。死の大海の上にかろうじて浮かんでいる木切れのような生のイメージです。むしろ生のほうが例外的な事態なんじゃないか。」 ​生と死について、これほどまでに詩的で腑に落ちる説明がある?はあ、好き。 ​精神科医の春日武彦さんとの対談で出てきた「統合失調症」について。 「統合失調症患者はどの国、どの人種にもほぼ1%弱いる」。それは神様が人類に組み込んだ「非常時の救世主」であり、生存のための保険(多様性)なのではないか、という考え方。そんな風に病気についてマクロな見方をしたことがなかったから面白かった。 ​子供の頃にはカブトムシやプラモデルなど多様だった人間の関心が、大人になると「健康・お金・愛情」という3つの願望に固定化されてしまう、って文章はドキッとするよね。 ​「子どもがカブトムシやプラモデルを大事に思う気持ちの中には純粋な関心や興味しかないんです。一方、大人が健康やお金が大事という時には、言葉の詐術による価値のすり替えのようなものが働いているのではないか」 ​自分だけの純粋な「好き」を見失いたくない、と思いつつ、もう自分のカブトムシがなんだったのか思い出せない。
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