山口慎太朗 "戦争と平和2" 2026年2月7日

戦争と平和2
戦争と平和2
トルストイ,
望月哲男
戦場での残酷さと社交界でのクソどうでもいい表面だけの浅ェ勘ぐり合いという対比もありつつ、しかし戦場だろうと社交界だろうと変わらずに人間の何かがあり、なんかあんなぁ……と思いながら読んでいる。社交界での貴婦人たちのくっだらねえ大立ち回りを書く時にトルストイがもうぶりっぶりにカマしてるというか、あっほで〜〜〜いっ、てやんでい! みたいなご様子でバカにし腐っているようにも見えるが、しかし当人たちからすると切実な問題ばかりだった。と、こう書いていて気付いたが、客観的に見て切実に感じる何かみたいなのが一個もない。戦争も、社交界も、若者の恋愛も、年寄りの勘ぐり合いも、全部どうでもいい。そこに立ち向かっている気がする。いやわからない。全然そんなことないかもしれない。とにかく楽しく読んでいます。雪が降っている。
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