戦争と平和2
10件の記録
山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2026年2月16日読み終わった文庫本で1,400ページ読んできてまだ三分の一なのすごい、どうなっちゃうんだよ アンドレイとピエールが夕方に渡り舟に乗りながら話すところ名場面だったねえ〜


山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2026年2月12日読んでるトルストイが徹底してドライ、どこにも誰にも肩入れせず淡々とエクセルでも触っているかのような態度で書き進めるため、戦争の真っ只中でもどこにもカメラを寄せずに徹底して記号としての戦争が展開される。これは三国志とかワンピースとかでもそうなんだけど、名前が強い奴の動向しか書かれずに名もなき民はそこら辺で「隊員」という記号になって死んでいたりするが、物を語る上ではもちろんある程度は仕方ないことではあるが、「おいトルストイお前さあ、もうちょっとさあ、そのテキトーに死んでいった奴らの中にも一個一個あんだけど? 今後なんか用意してんだろうな?」とイラつく瞬間も確かにある。ここら辺は「戦争」というものの捉え方が根本的に全然違うからかもしれない。今のように「絶対やんない方がいい」みたいなものではなくて、「成り上がるためにカマしたい仕事」みたいなポジションだったんだろう、多分。だとしたらトルストイはだいぶ気付いてる方だったと思う。なぜなら私の「今後なんか用意してんだろうな?」にちゃんと応えてくれるかのように、いざ死が目前に迫ってきた大量の隊員たちが愛国心を捨てて逃げ出し、強い名前の将軍たちが身動き取れずに無茶苦茶になったからだった。ここが大変良い塩梅でした。荒い画質で戦争を見ていたらそうなっちゃうよ、という警告にも思えた。小向美奈子さんがいつかインタビューで刑務所の中でずっとトルストイを読んでいたと言っていた。「サイコーの暇つぶしですよね」と言うそれがめっちゃわかる。この膨大なストーリーの目的意識や目指すところが不明瞭すぎてすごい。トルストイのそのやる気のなさというか、漲ってなさがすごい、書くのめんどくさそうですらある。そしてそうなってしまうのもわかるぐらい着実で生真面目な文体だ。疲れるだろう。だから信頼している。


山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2026年2月7日読んでる戦場での残酷さと社交界でのクソどうでもいい表面だけの浅ェ勘ぐり合いという対比もありつつ、しかし戦場だろうと社交界だろうと変わらずに人間の何かがあり、なんかあんなぁ……と思いながら読んでいる。社交界での貴婦人たちのくっだらねえ大立ち回りを書く時にトルストイがもうぶりっぶりにカマしてるというか、あっほで〜〜〜いっ、てやんでい! みたいなご様子でバカにし腐っているようにも見えるが、しかし当人たちからすると切実な問題ばかりだった。と、こう書いていて気付いたが、客観的に見て切実に感じる何かみたいなのが一個もない。戦争も、社交界も、若者の恋愛も、年寄りの勘ぐり合いも、全部どうでもいい。そこに立ち向かっている気がする。いやわからない。全然そんなことないかもしれない。とにかく楽しく読んでいます。雪が降っている。






