
Tomy
@books_tomy
2026年2月8日
法治の獣
加藤直之,
小川一水,
山岸真,
春暮康一
読み終わった
同著者の「オーラリメイカー」に続けて読了。
本作も不可思議な特性をもつ異星生物の起源や生態の謎に迫っていく話で、その謎が解明されていくことに知的興奮を覚えながら読んだ。
3篇からなる中篇集で、3つめの「方舟は荒野をわたる」が前向きな終わり方で一番好きだと思った。
「オーラリメイカー」を読んだ時にも思ったけれど、よくこんな異星生物を思いつくなあと。生態や進化の過程といった設定がとても精緻に作られているので現実味があるように感じてしまう。
著者の壮大な宇宙観や奇抜な異星生物のイメージに置いてきぼりにならないように脳の想像力を司る領域をフル回転しながら読んでいる感覚だったけれど、その負荷が不快ではなく心地良いと感じられるとても良いSF小説だった。
