法治の獣
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数奇@suuqi2025年8月29日読み終わった3作の中編すべてとても面白かった。3編とも宇宙の奇妙な生命体に関するハードSFで、大胆な発想に対する緻密な設定、さらにストーリーテリングの面白さも加わってとても読み応えがある。特に表題作「法治の獣」が素晴らしく、知性を持たず生存本能だけで「法」を作り出す獣という設定だけでも面白いのに、その法を人間社会に適応させる国家と、そのなかで宗教や社会の問題が様々な思惑を生んでいく物語の作り方が上手すぎる。アイデアの凄さもさることながら、エモーショナルな物語性と文体こそこの作家の魅力だと感じる。


ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年7月6日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、7月6日(日)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 春暮康一『法治の獣』ハヤカワ文庫JA 上質な知的興奮が味わえる傑作ファーストコンタクトSF。 惑星〈【裁剣/ソード】〉には、あたかも罪と罰の概念を理解しているかのようにふるまう雄鹿に似た動物シエジーが生息する。スペースコロニーでシエジーの研究をするアリスは、コロニーとシエジーをめぐる衝撃の事実を知り――戦慄の表題作に、ファーストコンタクトの光と影を描ききる傑作二篇を加えた地球外生命SF中篇集。 #春暮康一 #法治の獣 #早川書房 #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション










