夏至
@pixied8
2026年2月8日

リトル・バイ・リトル
島本理生
読み終わった
またなんだかよく分からない…という感想になってしまった。こういう何か時間が起きるわけでもない日常の小説は日本小説の特徴じゃないかと思うが違うだろうか。母親の姉みたいにしっかりした浪人生の女の子が主人公。母と父親違いの妹と3人暮らし。シングルマザーの稼ぎでは大学には行けず、アルバイトをして学費を稼ぐ。母親に紹介された穏やかなボーイフレンドと適度な距離感で付き合う。ただそれだけだ。ろくでもないが会えなくなった父親を恋しく思う気持ちがあるが、それを恋人に反映させるわけでもない。難しい。が、あとがきには高校生の頃に外側から見たら苦しい状況でも、人と人が一緒にいて楽しく生きようと思うことで、十分幸せにされることを描きたかったと書かれていて、それはなるほどと思った。
「家の中は生活の基本だからね。僕もこの仕事のおかげで三食すべて家族と一緒に食事ができる。幸せな生活だよ」

